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2024.02.07

物流の2024年問題を一緒に考えよう


みなさんこんにちは。毎日、梱包発送でお客様の課題解決&業務効率化に今年も寄り添っていく株式会社美翔です!
今回は私たちのコラムでも何度か取り上げさせていただいている「物流の2024年問題」について改めてクローズアップしてみます。私たち梱包発送業にとっても、一般のみなさんにも今後影響が出てくる可能性があるこの問題。ぜひご覧くださいませ。

そもそも、物流の2024年問題とは

今年2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念されています。これを「物流の2024年問題」と呼びます。
また現状、トラック業界は人手不足の深刻度合が顕著であり、大手運送会社では業務提携による効率化、荷主側は商品の共同配送など連携を進めています。

具体的にどのような問題が起こるのか

このままの状況で仮に推移すると2025年に日本全体の荷物の28%が2030年に35%運べなくなるとされています。ドライバーはこれから勤務間インターバルが導入され休息時間9時間以上の確保が必要になります。このため長距離輸送はこれまでよりも時間がかかるようになります。つまりは運べる荷物の量が減少=輸送対応できる業務量が減少=ドライバーの収入の減少=運送会社の収益・利益の減少に連鎖します。そうならないようにドライバーの増員確保ももちろん各社で取り組まれていますが人材確保は短期では解決できないと想像します。

各社の対策例

ヤマト運輸の取り組み一例
効率化のために小型荷物(DM便やネコポス)の日本郵政経由での配達へ順次切り替え実施
遠方地への配達リードタイムを変更、荷物の転送を有償化
貨物専用の航空機を導入

西濃運輸の取り組み一例
600kmを超える長距離運行便の40%をトラックを使わない鉄道輸送に切り替え
連結トラックやスーパートレーラーによるヤマト運輸や日本通運、福山通運などとの共同幹線輸送の開始

私たち加工・流通会社ができること

今後物流コストは確実に上昇します。そのためコスト増加分は物流維持のためにも荷主・クライアント企業への転嫁を必ず行っていく必要があります。
中距離・遠距離の輸送の場合は物流会社に早めに連絡・連携し早めの積み置きをできるようにしたり、荷物を混載し輸送効率をUPさせたり、「帰り便※」を利用した輸送ができるように取り組みます。

※「帰り便」とは荷物を運び終えたトラックを利用して別の荷物を運ぶことを指します。空になったトラックのままで帰還することは輸送効率が悪く、それを利用することは改善に寄与します。

 

当社では西濃運輸との取り組みとして3つほど対策しております
1,営農運輸市川支店と同一か所にある当社浦安ベースにて西濃発送分の一時保管や輸送効率化
2,当社の鹿骨センターにて、西濃運輸の近隣支店行先別の荷物のドッキング場所として提供・運用しています
3,荷物は通常夕方集荷に集中し、これが仕分け負担や残荷の原因にもなるため、できるだけ昼集荷に回せるよう梱包作業の日程組をおこなっています

そしてホワイト物流推進のため搬入荷物の荷役時間はできる限り短縮できるようにしております。地方からのチャーター便搬入時間はトラック会社と前日に連絡が取れる場合時間設定をあらかじめ行っています。
またチャーター便・トラック輸送においてはパレット単位による荷受け、パレットでの出荷を基本条件として進めていきます。もちろんお客様のご要望に合わせてバラ降ろしが必要になる場合は必要な追加金額を設定して対応させていただきます。

一般消費者にできること

一番身近な宅配便やアマゾンなどの配送、いわゆるラストワンマイル(消費者へ届ける最終段階)。みなさんができる対策として、例えばECサイトで購入する場合は日付を指定して購入することや再配達をなくすために指定した日には在宅しておくことや、「置き配」「宅配BOXを利用する」ことでドライバー負担軽減に貢献できるはずです。今後もECの比重は多くなりますのでみんなで取り組まないと、いづれ送料も値上げやそもそも送料無料という取り組みが壊れてくるかもしれませんね。

今回のまとめ

先日の能登半島地震によって物流網が一時寸断され、救援物資の輸送が一部困難であったことも記憶にございますが、物流は企業と消費者を結ぶ生活に欠かすことのできない手段です。
それぞれの企業の取り組みによって少しでも改善するように、株式会社美翔もお客様・荷主と当社作業工場、物流会社と連携してこの問題に取り組んでいきます。

企業様の資材の保管や出荷作業、販促品のセット作業、流通加工セット等みなさんの悩マしい相談事がございましたら一度弊社にお問い合わせしてみてくださいね!!

<参考>
全日本トラック協会
経済産業省
ホワイト物流推進運動

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