場内内職とは？場内内職の依頼するメリット・デメリット

こんにちは、手加工・アッセンブリ・梱包発送でお客様の事業拡大のお役に立つため業務に磨きをかける美翔です！

販促や新商品の発売によって業容を拡大したいと考える一方で現場のリソース不足に起因する以下のようなお悩みは無いでしょうか。
「販促用のサンプリングキットを作成したいが社内リソースだけでは手が回らない」
「店頭POPを複数作成したがセット作業が大変で全国の店舗への発送に手が回らない」
「新商品のパッケージにラベルを貼る必要があるが小ロットのため機械対応が難しい」
これらの煩雑な手作業をすべて自社内で完結させるには常に社内のリソースを十分に確保しておく必要があるため中小企業では実現のハードルが高いと言えます。そのような時には手間のかかる作業を外部企業へ委託するという方法が有効です。
こういった手作業を請け負っている企業では実際に作業を行う現場を内職現場と呼んでいますが、今回は特に内職現場の中でも「場内内職」とは一体何かといった説明とそのメリット・デメリット、そして具体的な作業内容まで解説をしています。ぜひ最後までご覧ください。

内職というと作業員が資材などを自宅へ持ち帰り作業を行うイメージがありますが、場内内職はその言葉の通り作業員が工場に出勤して工場内で作業を行うことを指します。環境の整えられた工場内で行うことで作業の質が保たれるだけでなく、異物の混入といったトラブルの可能性も限りなく抑えられるため、品質が求められる高額商品やECなど最終顧客の手元に直接届く商品などを扱う場合に利用されることが一般的です。
自宅で行う内職と比較すると、作業の品質が高くなる分だけ、作業単価が割高、納品までの期間が長くなる傾向があります。上記以外にもサイズの大きな商材、輸送が難しい商品、複数商品の組合せなどマッチングがあるもの、食品、検品作業などは工場内で作業を行います。

1．ラベルシール貼り
製品のパッケージとして貼付するラベルや、成分や内容物を表示する内容ラベル、送付先を示した宛名ラベルなど、作業の品質が求められるもの、間違いのあってはいけないラベルなどの貼付けを行っています。
2．封入＆封緘（ふうかん）
ＤＭや商品を封筒やパッケージに詰め封を閉じる作業を行います。汚損、破損が無いようまた、宛先別に送付物の間違いが無いよう注意を払いながら作業を行っています。
3．セットアップ
お客様からお預かりした複数の商品やツールをＰＰ袋や送付用の段ボール箱などに入れる作業です。種類や数量に間違いが無いようセットにし、検品を行っています。
4．製品の検品
工場で出来上がった商品や加工の終わった商品を出荷する前に商品に問題がないか、数量に間違いがないか目視で確認を行います。

場内内職は、前述の通り作業環境が整備されていること、また作業員が現場に集まって作業をしているため作業の品質が高く担保されていることが一番のメリットです。また場内で作業を行っているため、有ってはならないことですが、万が一の情報の流出や輸送時の破損などを防ぐうえでも有効と言えます。

一方で場内内職は、作業スペースや集合作業によって品質を担保している分だけ自宅で行う内職と比べると費用が割高になります。また場内という限られたキャパシティの都合上、一度に大量の作業を行う事ができず時間が必要となるため納品までのリードタイムが長くなることが一般的です。

以上の様に場内内職と通常の内職では主に費用と作業品質を秤にかけることになります。メリットとデメリットを理解した上で、目的に応じて上手に使い分けていくことがポイントになります。