”攻める!” 流通加工・アッセンブリ委託戦略

D2Cの拡大やキャンペーンの多様化に伴い、企業各社において「流通加工・アッセンブリ(いかに効果的なセット組みや加工を行うか)」の重要性が増しています。これらはこれまで「手間のかかる・コストのかかるバックヤード業務」と見られがちでしたが、顧客体験を左右する重要な顧客接点になってきています。

しかし、現状どこも社内リソースでの対応には限界があり、アウトソーシングを検討される企業様も多いのではないでしょうか。本コラムでは、物流のプロの視点から、各社がスピーディーに、そして社内の納得を得ながら委託を進めるためのポイントを解説します。

【スピード決着】委託先選定、最短ルートは「準備」にあり

それなりの規模の案件を外部委託する場合、かかわる担当が多くなり選定が長期化しがちです。選定が早い企業は「依頼書を出す前の社内整理」ができています。もちろんここに頼んで大丈夫?など事前の情報が無いと選びようもありませんが。

ポイントは案件をやる・やらないは後にして、複数の作業会社へ相談し課題解決の方法を入手しておくことです。
また同時にその時点で把握している情報を元に見積を依頼しておくことも重要です。その際には「良い感じにやってほしい」のような曖昧な依頼はさけ、できるだけある情報を伝えたほうがよいです。予算も工期もざっくりだと、それなりの金額・長めの工期で提示されてしまう可能性があります。

・月間や最終のセット組みがいくつある?
・スポット案件なのか、継続なのか?
・作業の特異性や注意したい点?
・資材や商品の手配はご依頼主様側なのか?

それとは逆に「絶対に譲れない条件」と「あれば嬉しい条件」の 全てを求めるとコストが跳ね上がります。コスト最優先なのか、品質(検品精度や梱包の美しさ)最優先なのか、軸を定めてみましょう。

【社内を説得】決裁者が「そこでやろう」と言わせたいポイントを作る

経営層や決裁者にとって、アウトソーシングは「コスト増」と映りがちです。
承認を得るためには、「コスト削減」以外の付加価値を提示する必要があります。

「感動」や「安心」を演出する丁寧な梱包や、複雑な販促物同梱が可能になることで、リピート率向上やブランド価値向上に繋がる

「物流部門のコスト削減施策」ではなく、「マーケティング部門のCS向上施策」として位置づける

今後の継続利用を視野に入れるなら、加工・保管・運用が一体化でき業務がスマート化できる

委託先と一緒に安全性やコスト両側面で最善の方法を提案を受けならが進められる

流通加工業務をアウトソースすることで、コストを変動費化し、
筋肉質な経営体質に貢献できる点をアピールしてみる(言い過ぎかな・・・)

もちろんこれだけではすぐに「よし」となることはないかもしれません。しかしながら突っ込みどころを少しでもなくし差し戻される恐れを解消できれば進めやすくなりますね。

【安心の運用体制】「投げっぱなし」ではない、「二人三脚」のサポート

でもやっぱり初めての大規模アウトソーシングで最も不安なのは、「契約後にきちんと運用が回るのか」「トラブル時に対応してくれるのか」という点ですよね。流通加工の依頼前には見えていないものがあったり具体的になっていない部分があったりとまだサービス内容が具体化される前の状態でもあります。

ですので「契約して終わり」ではなくしっかりとしたフローをつくるために「二人三脚」の体制で進めたいものですね。

すり合わせ
業務フローや依頼書・指示書の作成、イレギュラー発生時のルール決め、テスト作成などを、担当セールスと一緒に行いましょう

実際の進行
必要であれば作業進捗、生産性、写真共有などを行いながら、常に状況を把握できる状態を作ります

継続的な改善
指示された作業を行うだけでなく、「資材をこう変えればコストが下がる」「手順をこう変えればもっと早く出荷できる」といった、現場視点での改善提案を行います

いかがでしたでしょうか。流通加工・アッセンブリのアウトソーシングは、単なる業務委託ではなく、事業を次のステージへ進めるための重要な経営判断です。
「準備によるスピードアップ」「経営視点でのメリット提示」、そして「二人三脚で歩めるパートナー選び」。この3点を押さえることで、貴社の物流は強力な武器へと変わります。ぜひ、戦略的なパートナーシップを結べる委託先を見つけてください。

株式会社美翔ではご説明をさせていただいた流れを専任のセールスが窓口としてサポートを行わせていただいております。気になったご担当様はぜひお問い合わせ・ご相談くださいね。

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