アッセンブリから発送までの完全ガイド①【発注編】

商品の梱包や発送、なんだかんだ手間がかかっていませんか? セット、検品、そして丁寧な梱包…。
一つ一つの作業は地味ですが、これらが顧客満足度を大きく左右します。今回は、そんなアッセンブリから発送までの流れをスムーズにし、効率と品質を両立させるための秘訣を分かりやすく解説します。

今回はpart1,2でお伝えしますがまずPart1ではこの基本として発注に関する確認事項や注意点についてご案内します。「梱包発送業務を改善したい」「そもそもどんな作業をしているの」といったアッセンブリから発送までの一連の流れに沿って徹底解説します。さあ、一緒に物流の課題を解決しましょう。

まずどんな作業やどんな加工、どんな仕分をイメージしていますか?

そもそもアッセンブリ?流通加工?仕分?梱包?それって何なの!?やりたい作業はどれなのか、なかなか言葉で判断ができない事もあるのではないでしょうか?そこでそれぞれのイメージ・説明いたします。

商品へのラベル貼付・パッケージセット、検査検品などの作業が代表例です。付加価値をつけて効率的に流通させるための加工業務です。

販促用サンプルやキャンペーン商品の「セット組み」や、商品を企画の意図に沿った形でまとめる作業を指します。「売り方をデザインする一手間」をアッセンブリと捉えています。

個々の商品のロット化やピッキングを行うための前加工です。梱包作業を行う前に絶対必要な工程が、仕分けです。販促物も一般商品にも、ほぼすべてに必要だと言えます。

出荷指示(注文書や納品書)に基づいて商品を取り出す=ピッキングする作業です。このピッキングを行った後に、段ボールへ梱包し、納品書などを同封、出荷伝票を貼付して発送する最終工程です。

加工についてはその時点で判明していなかったり、要件がわからないことも多いと思いますが、まずは流通加工やアッセンブリ作業を外注に発注する際は、作業内容・納期をしっかり“言語化”して相手に渡すことが重要です。

加工やセットは一度始まってしまうと引き返すことはできない作業も多いためポイントを整理しますね。こんな依頼表・チェック表があれば行き違いがなくなります!

サンプリングセット アッセンブリ時に押さえておくといいチェック項目
&発注書にも記載があるといいね!!

項目 内容(記入例) チェック
案件名/品名 イベント サンプリングセット
資材支給日 25年9月29日 AM
納期 25年10月10日 AM 会場必着
支給資材(例) A4チラシ A4ペラ コート90kg 30,000部
会場パンフレット A4-8P コート90kg 30,000部
記念ノベルティ 缶バッチ 個別OPP済み 30,000部
ショッパー 30,000部 1箱100入=300ケース
作業内容 A4チラシ1枚+会場パンフレット+記念ノベルティ 3点ショッパー封入
作業手順書 別途作業手順指示有
種別 1種
セット数 30,000セット
仕分け指示 関東3会場
梱包仕様 1箱 100セット入り + 指定カートンラベル貼付
検品方法 数量チェック+重量チェック+写真報告
納品形態 各会場へチャーター便納品
倉庫側に
準備希望資材
カートン
ラベル
梱包資材
OPPテープ
残資材 返却予定
報告フロー 作業開始時・中間報告・出荷完了報告(写真必須)
担当者連絡先 担当:山田(携帯番号/メールアドレス)

どんな作業を行うのか、どんなことに注意したいか等ご要望を事前にまとめておくと精算時に大きな差が生まれなくて済みます。

仕分・梱包発送時に押さえておくといいチェック項目
&発注書にも記載があるといいね!!

項目 内容(記入例) チェック
案件名/品名 イベント サンプリングセット
資材支給日 25年9月29日 AM
納期 25年10月10日 AM 会場必着
支給資材(例) A4チラシ A4ペラ コート90kg 30,000部
会場パンフレット A4-8P コート90kg 30,000部
記念ノベルティ 缶バッチ 個別OPP済み 30,000部
ショッパー 30,000部 1箱100入=300ケース
作業内容 A4チラシ1枚+会場パンフレット+記念ノベルティ 3点ショッパー封入
作業手順書 別途作業手順指示有
種別 1種
セット数 30,000セット
仕分け指示 関東3会場
梱包仕様 1箱 100セット入り + 指定カートンラベル貼付
検品方法 数量チェック+重量チェック+写真報告
納品形態 各会場へチャーター便納品
倉庫側に
準備希望資材
カートン
ラベル
梱包資材
OPPテープ
残資材 返却予定
報告フロー 作業開始時・中間報告・出荷完了報告(写真必須)
担当者連絡先 担当:山田(携帯番号/メールアドレス)

配送時の注意したい点や配送方法、コスト優先等ご要望を事前にまとめておくと精算時に大きな差が生まれなくて済みます。

相談・依頼するときの5つのポイント!

セット数・作業工程から、可能な日数を算定します!
まずは何といっても作業枠が確保できるかが重要ですね!!

大きな相違が生まれないようにその時点でははっきり分かっていなくても、想定やイメージで一度お見積りをご依頼くださいね!

たとえば、資材供給が遅れた場合、納品先の受け入れ方法、準備を依頼したい資材等は事前にすり合わせしておいた方がいいですね!

作業進行直前の作業内容変更や追加は注意が必要です!
また作業中の指示変更はストップできないこともあります!費用や納期にも影響しちゃいます!

資材到着の遅れによるリードタイムの変更、セット中の作業変更、納品日程変更、追加作成は別途で費用が発生する可能性があるのでこちらも要注意です!

Part1では、アッセンブリから発送までの【発注】にクローズアップしてご説明してきました。 梱包発送業務は単なる作業ではなく、顧客満足度を左右する重要なプロセスです。今日からできる小さな改善でも構いません。このガイドが、あなたのビジネスの成長と顧客との信頼関係を築くための一助となれば幸いです。

引き続き近日、Part2として【実際の作業工程】について一例をあげながら詳しくご説明出来たらと考えております。

ぜひお問い合わせくださいませ!

※本コンテンツは株式会社美翔が独自の基準によって記事を作成しています。

ジャーナル一覧へ戻る