近年の夏シーズンにおける気温上昇により、当社の流通・倉庫内作業における環境は厳しさを増してくる場面もございます。このため既存センターの空調・冷風機等の設置やセンター機能の増設による環境改善にも努めておりますが、作業現場はオフィス環境と異なり熱中症には注意を払わなければなりません。
2025年6月からは職場の熱中症対策が罰則付きで義務化されたこともあり、これまで以上に熱中症対策を講じる必要がでてきています。当社ではこのため下記のような取り組みを行い安心して働けるように努めています。
対策
・冷風機、扇風機の設置を作業現場に配備
・連続して作業を行わない、こまめな休憩を実施する
・下記の1.2.3の徹底
1. 早期発見の体制整備
熱中症の自覚症状がある従業員や、熱中症の恐れがある従業員を発見した人が、スムーズに報告できるよう、作業者おと監督者の意思疎通。上長報告の徹底とチーム制による作業採用を行っています。またカメラによる常時モニタリングを実施しています。
2. 関係作業者への周知
各現場作業エリアに、啓蒙ポスターを掲示しています。
体調の異変が起きたとき、どんな症状が熱中症なのか、そして初期症状への対策等を周知しています
熱中症警戒アラートの毎日の確認を行う
→特に基本が高い、湿度が高い日は注意
作業差への見守り・声掛け
→異変があればすぐからの離脱
無理せず適切にエアコンを使用する
作業中も気にせず水分・円本の補給してもらう
3. 重篤化防止措置の実施
軽傷、中等症、重症 ３段階レベルに対する対処を環境省指針にもとづき確にしています。
| 軽症 | ・意識ははっきりしている ・手足がしびれる ・めまい・立ちくらみがある ・筋肉のこむら返りがある、痛い | 職場にて経過観察 涼しい場所に退避、水分・塩分を補給します。改善しなければ医療機関へ |
| 中等症 | ・吐き気もしくは嘔吐 ・頭痛 ・倦怠感 ・意識がおかしい・反応が悪い | すぐに医療機関へ診てもらう |
| 重症 | ・意識が無い ・呼びかけ・返事がおかしい ・痙攣、ひきつる、歩けない ・体が熱い | 救急車要請 |
いかがでしたでしょうか。義務化される「早期発見の体制整備」「重篤化防止措置の実施手順作成」「関係作業者への周知」この3つの熱中症対策は、「重篤化させないための対策」が焦点となっており、法令遵守だけでなく、従業員が働きやすい環境づくりに役立つ視点ともいえますので社員・パートさんと意見を交え必要な環境・物資を揃えます。
熱中症対策により働きやすい職場づくりをこれかも作っていきます！
※本コンテンツは株式会社美翔が独自の基準によって記事を作成しています。
